「自分が行動したことで世界が変わるという体験」
を、あなたは体験したことがありますか？
子どもの頃にこういう体験をするということが、
将来も行動できる人になれます。
なぜなら、人は学習をするからです。
赤ちゃんの実験では、
足を動かすとセンサーが働き
天井のモールが動く仕組みでは、
生まれて1か月の赤ちゃんが
モールを動かすために足を動かすということが
わかっています。
自分が動くことで、面白いことが起こることを
学習するのですね。
自分が行動を起こすことで
楽しいことが待っていると学ぶのです。
その逆に自分が動くと
よけい痛い目に遭うという
学習をすることもあります。
動物実験で有名なのが
折に入れた犬に電気ショックを
与えるというものです。
檻に入れた犬に電気ショックを与えると、
最初は当然暴れますし、
逃げようとします。
檻に全身をぶつけよけい
痛い目に遭うだけで
電気ショックからは逃げられません。
それが何度も繰り返されると、
どうなると思いますか？
電気ショックを与えられても
身動きしなくなるのです。
なぜなら、あきらめているから。
何も行動しないのです。
暴れると、当然体力も消耗しますし、
身体を檻にぶつけてさらに痛い思いをします。
暴れない方がよいと
学習してしまうのです。
驚くことに、この犬は檻から出されて、
自由な身になった状態で電気ショックを与えられても、
だまって電気ショックを受けたままになります。
動かなくなるのです。
逃げられるのに・・・。
あなたも色んな事をあきらめてしまっていませんか？
子どもの頃は、無理だったとしても
今は何でもできる自由な身になっているのに、
今なら行動すれば世界が変わるのに
行動できないままになっていませんか？
新しい一歩を踏み出すのはとても勇気がいります。
踏み出そうとしたときに、
「やめた方がいいよ！また痛い目に遇うから！」
という声がささやくかもしれません。
多くの人はその声にとらわれて、
本当は無い檻に閉じ込められています。
心理学では、学習性無力感と言います。
でも、これを解除する手続きもちゃんとあります。
だから、もしあなたがあきらめる癖があったり
行動できない癖があったとしても
大丈夫です。
あきらめる必要はありません。
お読みいただきありがとうございます。
今日のお話が何か気づきになれば幸いです。
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