人は見た目が9割という本がありますね。
実はまだ読んだことがないので、中身についてのお話はできないのですが、
タイトルだけで言えば、本当です!
これは、私の実体験に基づいたお話です。
私は、自分ではあまり思ってはいなかったのですが、
小さい頃はとても可愛いかったようです。
必ずと言ってよいほど、「お人形さんのように可愛い」
と言われていました。
自分で思っていなかったというのは、
例えば、初めて会った人、いつも会っている人、たまたま道ですれ違った人などから、
あまりに、いつも「可愛い! 可愛い!」と言われていたので、
それは私にとっては「こんにちは!」のあいさつくらいにしか思っていなかったのです。
しかも、食が細い私を心配した母が、いつも「細いと可愛くない。」と言い、
あろうことか、お相撲さんのなかでも特に太っていた「朝潮」
が可愛いと言っていたものだから、皆が言うのは社交辞令か挨拶なのだと思っていたのです。
ほんとうです!
実際、姉が小さいときのアルバムを見ると、朝潮そっくりで、
その横に母の字で「可愛い〇〇ちゃん!」と書いてあったので、
もしかしたら母は本当に、ちょっと変わった美的センスだったのかもしれません・・・。
そんな私が、「見た目で人からの扱いが全く変わる」
ということに気づいたのです。
あれは、小学校6年生の春休みでした。
とっても可愛かった私が、ひどい顔になってしまったら・・・。
今まで優しかった世の中の人すべてが、
とても冷たく、いじわるになってしまったのです!
今まで受けたことのないような、扱いを受けるようになってしまったのです!
最初は何がどうなったのか、さっぱりわかりませんでした。
「あっ!顔が変わると人の態度がこんなにも変わってしまうんだ!」
と気づいた時には本当に衝撃を受けました。
つまり、
私が今まで見てきた世界を見たことがなく、
見たことがなかった世界しか知らずに育ってきた人がいるということです!
お花畑と暗黒の世界です。
怖いですね~。
私は一生お花畑で生きていこうと決めました!