By: Kyle AdamsCC BY 2.0
私は、両親にとても感謝をしています。
私を愛して大切に育ててくれたこと。
人として尊重してくれたこと。
尊敬できる両親であったこと。

芸術や文化、経済、人との繋がり、その時は分からなかったけれど、
たくさんのことを学ばせて貰いました。

色んな事に興味を持ち、次々と習い事を始めては飽きて辞めてしまった時も、
責められたこともなく、何かを始めるときにも止めることもなく、
自由に伸び伸びと育てて貰いました。

自分が子供を育てるようになって、習い事一つさせることも大変なことだと初めて気づきました。
世の中には「食べていくのに役立つもの以外の習い事は無駄。」と考えている親が多いこともわかりました。

ある時、母に「あんなに習い事させてもらったのに、何一つ身につかなくて無駄にさせてごめんね。」
と謝ったことがあります。
すると母は、「すべてが今の貴女を作っているのだから、無駄なことは何一つなかった。」と言ってくれました。
小さい時から、病弱で勉強もできず人から褒められるような娘でもなかった私。
人からの評価はなくとも、母にとっては自慢の娘と思ってもらえていたのでしょうか。
今はもう尋ねることができないのは、とても悲しい・・・。

父も、私が何かに挑戦することを応援してくれましたし、それが失敗しようが笑って励ましてくれていました。
人生のどん底と私が思ったことも、どれだけ父に助けてもらったかわかりません。
セーフティネットがいつもあると心のどこかで思っているおかげで、失敗を恐れず前向きに生きてこれました。

こんな不完全な私を無条件で愛してくれた両親は、本当に偉大だと思っています。