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暴走族のリーダーから高校の教師になりました。
といっても、暴走族のリーダーはドラマでの役です。

私の高校は短大の付属だったため、8割はそのまま上に進学するような状況でした。
ただ、私は付属の短期大学に進学はしたくありませんでした。
とはいえ、高校卒業後に何をしたらよいのかわからず、とりあえず「大学は美大に行こう」と考えました。
当時美術部で油絵を描いており、たまたま市展や県展で入賞することが続いたため、才能があるかもと思ったのかもしれません。
高校3年生の春季講習から東京にある大手の美大予備校に通うことにしました。
予備校には、全国から絵が上手くて絵が大好きな人たちが集まっていました。
私も絵を描くことは好きだけど、これほどの情熱も才能もない・・・。
美大は向いていないんじゃないかな・・・と思ったのは、夏期講習の頃だったか・・?
そんな時、予備校の帰りによく寄っていた原宿で、何度かモデルにならないかとスカウトをされました。
最初は、怪しいものかもしれないと警戒していましたが、
モデル事務所に在籍しているモデルのプロフィールを見せられたりして、
ああ、本当にスカウトされているんだと思うようになりました。
ただ、モデルは考えたこともなかったし、自信もないしモデルになろうという気持ちには
なりませんでした。
でも・・・そういう仕事もあるんだなと、視野が広がりました。
視野が広がった私がなろうと思ったもの、それが女優でした。
お芝居は、見るのも演じるのも好きでした。